6.
温補といってエネルギーを補う効果があると考えられている。
・・とまあ、いいことだらけらしい。
世の中には、どれくらいの人が、赤い下着を身に着けているんでしょうか?
そういうデータがあると、面白いのに。
散策が好きです。そして我が街好き。 見落としがちな豊島区周辺の、いいとこ、深いとこをご紹介します。
6.
巣鴨のとげぬき地蔵といえば、あまりに有名ですが、
人々が目当てに訪れるのは境内にある、病気の治癒にご利益があるといわれる「洗い観音」で、
「とげぬき地蔵」自体は秘仏で、非公開となっているんですね。
だから通称「巣鴨の洗い観音」とした方が正しいのでしょうに、
とにかく「とげぬき地蔵」の「洗い観音」ということで。
ちょっと寄ってみましたら、一人の年配の女性が、
丁寧に丁寧に丁寧に丁寧に、観音様を洗っていました。
どこか、お悪くて、いらしたのでしょうか、
あるいは完治されて、そのお礼にいらしたのでしょうか。
夕暮れ時の人影も少なくなった観音様の前で、
私と、あと、若いカップルと若い女の子が順番を待っていたのですが、
あまりのその女性の真剣さに、圧倒されたのでした。
どうか、ご利益がありますように。
私も、人間ドックに引っかからないよう、
最近とみに悪くなった「老眼」がよくなるよう・・洗わせていただきましたが。
商店街に、こんなお地蔵さん発見。
うん、そうでありますよう。
外国人の観光客が、興味深げに写真に撮っていました。
彼女たちに、なにが書いてあるのか、わかったのかなぁ。
昨日の続きです。鳥居が並ぶ武芳神社のすぐ横に、
大きなイチョウの木があります。
応永年間(1394-1428年)に植えられたといわれ、樹齢600年。
高さ約30m、太さ8mと巨大で、東京都のイチョウの木としては、
麻布の善福寺に次ぎ2番目の大きさなんだそうですよ。
東京都の天然記念物に指定されてもいる。
残念ながら、善福寺のイチョウは国指定の天然記念物で、
こちらのイチョウは「都」指定なので、ちょいと格は落ちますが。
ちなみに、ここ鬼子母神参道のケヤキ並木も都指定の天然記念物で、
つまり、この鬼子母神界隈は、天然記念物に溢れている・・わけでして。
なお、これまた知らなかったんですが、この大イチョウ、
「子授け銀杏」と呼ばれていて、女性が触れると、
子供が授かる・・と言い伝えているらしい。
すぐ横の武芳神社が「出世」の神社で、
このイチョウが子授かりのご利益ありなんて・・一粒で二度おいしい感。
消滅指定都市と言われてしまった、豊島区ですが、
このイチョウの木でなんとか、なりませんかね。
鬼子母神の横を歩いていたら、大きな太鼓の音が聞こえまして・・。
で、なにごとかと思って寄ってみたら、「武芳稲荷」でなにか行事を行っていた。
雑司ヶ谷の鬼子母神の境内は、そう広いわけではないのですが、
その中には「武芳稲荷」という神社もあるんですね。
京都の伏見稲荷のように、小さな鳥居がたくさん並んでいます。
鬼子母神の中に居候させてもらっている、という雰囲気なんですが、
もともとは武芳稲荷神社がここにあって、
あとから鬼子母神が建てられた、もともとの主なんだそうな。
写真を撮っている人に「これ、何の行事ですか?」と聞きましたら、
「ぼくも分かりません」・・って。あれま。
神社なのに、奥に見えるのはお坊さんの袈裟で・・不思議ですが。
それはま、いいとして、調べてみると、このたくさんの鳥居は奉納されたもので、
願いが叶ったお礼に、人々が奉納していって、こういう数になったらしい。
で、このお稲荷さんにお願いするのは「出世」なんだとか。
ほう。つい、毎度、この前は通るものの、鬼子母神にだけお参りしていたんですが、
出世を願うなら、こちらのお稲荷さんにもお参りせんと・・。
ようし と決意した次第でありまして。
ちなみに椎名林檎の「歌舞伎町の女王」のプロモーションビデオは、
この鳥居の風景を使ったのだそうですよ。
この間、きゃりーぱみゅぱみゅが、この境内で撮影していました。
ふむ。出世・・するのかもしれない。
昔、ベトナムはホーチミンシティに住んでいた頃、
街を歩きながら、「いやだな、いやだな」と思っていたことがありました。
歩道の上を電線が張り巡らされていて、汚くて、
ひどいときには垂れていて危ないぐらい。
「いやあね、発展途上国はかれだからいやよね」と思ったのでした。
東京に戻って、山手線内の、十分、高級と言われるエリアを歩いていて、
ふと上を見て、私は愕然とするのです。
電線が汚く張り巡らされていて、あの、バカにしたホーチミンシティと
変わらないじゃないか・・と。
以来、ずっと気になっているのですが、世の中、変わりそうもない。
これは、我が家の近辺のみならず、東京都のみならず、
日本の多くの都市で状況は同じなんでしょう。
先日もTVで、外国人観光客が「きれいなスカイツリーの写真を撮りたいのに、
どこから撮っても電線が邪魔して困る、後で修正するしかない」・・と嘆いていました。
電線を地下に収めることで、空はすっきりきれいになり、
電柱がなくなることで、道も広々、気持ちよくなるはず。
地方財政厳しき折、なかなか難しいのでしょうが、
世界の日本、世界の東京がみっともないですしね。
「汚い電線をなくそう運動」できないものか、と思う日々であるのです。